2010年3月14日日曜日

GDRフレーム

僕は以前はスペシャライズドのターマックSLというフレームに乗っていました。
今はGDRのフレームに乗っています。

対比する点でスペシャライズドのフレームを上げます。
このフレームは軽く硬くはありませんでした。軽い分とても薄く落車したら折れるというリスクがいつもありました。
このGDRフレームとスペシャライズドのフレームの違いは特別何が違うという点はありません。
このGDRフレームの特徴はまず今の流行りのようにフレームが硬くないこと。でもある程度軽いです。そして何よりも頑丈であることが特徴です。メーカーさんからも折れないフレームづくりを目指したと聞きましたし去年のジャパンカップで知り合いの選手が下りで景気良く落車しましたがフレームは問題なしでした。

乗り味:マイルドです。今の流行りのフレームは硬くて日本人では踏み切れる人はなかなかいないと思います。サイクリングの人は回せばいいのでフレームは好きなものなんでもいいのですが、レースをやるとなると踏むのは必然になります。その時踏めるというのは大きなメリットです。
踏めるとは:わかりやすい例では上りのスプリントです。硬いフレームでと入力したパワーは推進力にならなかった一部の誤ったべクトル方向の力はそのままライダーに帰ってきます。人間は疲れた時力の入れ方がまるでばらばらになります。(ガニ股、崩れたポジションなど)。ただその場合でも柔らかいフレームだと力を入れた後にフレームがしなり反発してくれます。変形した分もとに戻ろうとする力です。金属やカーボンは変形後に戻る方向は当然同じです。この作用によってたとえ誤ったベクトル方向でも正しい方向に補正してくれます。良い意味で力が推進力として逃げてくれて体に戻らない(膝や筋を壊さないで済む、これが逃げないと体に力が戻りダメージとなる。)。これがフレームのしなり反発を利用した踏み、です。多くのプロライダーはこれを当然のように使っています。
でもヨーロッパのプロライダーでもパワーがない選手や体重が軽い選手はフレームサイズをわざと落として剛性を落としたり、またステムやピラーを伸ばしてそういうところで剛性を落とすなどの工夫をしています。
この今の時代の流れに逆行したフレームづくりをしている、これが一番のGDRの特徴だと僕は思います。日本人が日本人のために作ったフレーム。
僕はこれは間違いないと確信しています。

いいフレームだと思います。

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