2012年7月15日日曜日

レースで自転車競技は作られる。

実業団石川大会。
国内のトップチーム勢ぞろい&全カテゴリー設定の東北の夏の公道レース。

大きいクラブ・プロチームはレースが暑くまた長いこともあり補給の体制・準備が大変です。
プロはまだプロのレースだけなので1カテゴリーをサポートすればおしまいです。
ただクラブチームはそうは行きません。


ちなみに国内のエリートのレースには機材と補給が認められていて、コース上に補給ゾーンが設定されています。
そのゾーン内であれば選手は補給とメカニックをチームから受けられます。
通常は2名の補給員からボトルやゼリーなどを受け取ります。
何か機材トラブルがあればすぐにメカニックにサポートを依頼します。
プロカテでは全てスムーズですが、下のカテではボトルを取れない(走りながら受け渡しするため)選手や斜行する選手、と様々です。
補給も練習が必要。


補給ゾーンの写真です。
奥のテントの下で感銘深いシーンを目撃しました。
ちょっと分かりにくい写真ですが、、テントの下はあるチームの拠点でした。
日本のトップアマチュアチームの「ラバネロ」。僕も遠征で何度かお世話になりました。
五輪代表の現BSに勤める飯嶋誠さんを初めトップ選手を常に輩出する名門。

監督の高村さんは自身もショップ経営、チーム運営をしながらフレームビルダーであり現役で溶接されている方です。
その高村さんと弟子のメカニックの方が選手のバイクの整備をされていた。
恐らくレースで走ってトラブルか何かで緊急でメカニックが必要だった様子。
高村さんが整備し、弟子の方がその様子をじーーっと見つめている。
言葉は、無い。
ものの五分で直り、そして選手は走っていった。

レース会場のメカニックブースで師匠と弟子の現場指導。
美しいと思った。
レースでメカニックも作られる、と感じた。






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